今日とある勉強会で、次のことを学んだ。

  • 情報は人をコントロールするために使ってはならない。
  • 情報は人をサポート(モチベート)するために使われなければならない。

これは、1950年代後半にアメリカの心理・経営学者ダグラス・マクレガーの【Y理論】を前提としている考え方である。

マグレガーは、著書「企業の人間的側面」(=高橋達男 訳)の中で、人間観・動機づけにかかわる2つの対立的な考え方を【X理論】と【Y理論】として提唱している。

【X理論】とは、以下のような考え方である

  1. 普通の人は生来仕事がきらいで、なろうことなら仕事はしたくないと思っている
  2. この、仕事がきらいだという人間の特性があるために、たいていの人間は、強制されたり、統制されたり、命令されたり、処罰するぞとおどされたりしなければ、企業目標を達成するために充分な力を出さないものである
  3. 普通の人間は命令される方が好きで、責任を回避したがり、あまり野心を持たず、なによりもまず安全を望んでいるものである

一方【Y理論】は、

  1. 仕事で心身を使うのはごくあたりまえのことであり、遊びや休息の場合と変わりはない
  2. 外から統制したり脅かしたりすることだけが、企業目標達成に努力させる手段ではない。人は自分が進んで身を委ねた目標のためには自ら自分にムチ打って働くものである
  3. 献身的に目標達成につくすかどうかは、それを達成して得る報酬次第である
  4. 普通の人間は、条件次第では責任を引き受けるばかりか、自らすすんで責任をとろうとする
  5. 企業内の問題を解決しようと比較的高度の想像力を駆使し、手練をつくし、創意工夫をこらす能力は、たいていの人にそなわっているものであり、一部の人だけのものではない
  6. 現代の企業においては、日常、従業員の知的能力はほんの一部しか生かされていない

X理論かY理論かにより情報の扱い方もかわってくる。

私は今日の学びも含めY理論に基づいて考えられた学びを取り入れている。

皆さんはどうだろうか。

Y理論に基づくと情報の扱い方だけでなく、社内体制、規則、社員教育の内容や方法なども変わってくるのではないだろうか。

特にコロナ禍でリモートワークが進んでいるが、そうなるとさらにX理論に基づく企業とY理論に基づく企業とではコストもパフォーマンスも大きく差がでてくるのではないかと思われる。